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ミューラルアートの広告効果とは

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目次

ミューラルアートの広告効果はどうやって測定したらよいのか、具体的な方法について解説していきます。

大前提“数値による効果”を
意識するのは野暮

「どうやって測定するか」をご紹介すると言いつつも、ミューラルアートに数字としての広告効果を期待して発注するようなケースはあまりないかと思います。

交通広告と同じようなものだと考えるといいでしょう。とはいえ導入するにあたり予算を通すためにある程度の数値予測が必要な場合もあるので、このページを参考にしてください。

ミューラルアートの広告効果
を数値化するには

ミューラルアートは物理的な空間に設置されるため、WEB広告のようにクリック数やインプレッションといった具体的な指標を計測するのが困難です。

SNSでのエンゲージメントの測定

ミューラルアートは視覚的にインパクトが強いため、通行人や観光客が写真を撮り、SNSに投稿するといった行動が期待できます。このSNSでのシェアやエンゲージメントを追跡することにより、ミューラルアートがどれだけ拡散されているかを測定することが可能です。

測定方法

  • ハッシュタグの使用:アートやキャンペーンに関連した特定のハッシュタグを設定し、そのタグがSNSでどれだけ使用されているかをトラッキングします。
  • 投稿の数やインタラクション:ミューラルアートに関連する投稿の「いいね」や「リポスト」、コメントなどのエンゲージメント数を計測。とくに、InstagramやXでの反応を確認するのに向いています。

通行量や人の流れの測定

ミューラルアートが設置されている場所を訪れる人の数を測定することで、広告の効果を間接的に評価することができます。アートの設置後に通行量が増加しているか、訪問者がそのエリアでどのような行動をとっているかを調べることは、広告効果を判断するうえで重要なデータとなるでしょう。

測定方法

  • 通行量カウント:ミューラルアートが設置されている場所で、通行人の数を手動または自動でカウント。これにより、アート設置前後の通行量の変化を比較できます。
  • 人流解析技術の活用:カメラやセンサーを使って、特定のエリアでの人の動きを解析。訪問者がどれくらいの時間、アートの周りに滞在しているかを把握します。

アンケートやインタビューによる調査

ミューラルアートを見た人々に対して、「その広告がどれくらい印象に残ったか」「ブランドの認知に影響を与えたか」について直接調査することも、広告効果を測定するための方法です。とくに地元の住民や観光客を対象としたアンケートは、アートがどれだけ影響力を持ったかを確認するための、有効な手段と言えます。

測定方法

  • オンラインアンケート:ミューラルアートの中や近くにQRコードを設置し、そこからオンラインアンケートにアクセスできるようにします。アートを見た人々に対して、認知度や印象について質問します。ただし遠くから見た場合にはコードの取得は難しいのが難点です。
  • 対面インタビュー:アートが設置されている場所で、訪問者に直接インタビューを行い、メッセージが伝わったかどうかを確認します。

売上やブランド認知度の変化を追跡

ミューラルアートの設置後に、広告主の商品やサービスの売上、ブランド認知度がどのように変化したかを追跡することも、広告効果を測定する重要な指標となります。とくに、地域やオンラインでの売り上げ増加については、ミューラルアートによって引き起こされた可能性が大きいと考えられます。

測定方法

  • 売上のトラッキング:ミューラルアートが設置された期間とそれ以前の売上データを比較し、売上増加が見られるかを確認。また、たとえばQRコードをアートに盛り込み、ミューラルアートからどの程度の購買行動が発生しているかを追跡するといった方法もあります。
  • ブランド認知度調査:アートが設置された前後で、ブランド認知度や消費者のブランドに対する印象がどのように変わったかを調査。これは、オンライン調査やマーケティングリサーチを通じて行います。

メディアの露出・報道量

ミューラルアートがメディアで取り上げられることにより、広告効果が間接的に増大する可能性があります。アート自体が話題性を持ち、地元の新聞・テレビ、ブログ・SNS、ニュースサイトなどで報道されることにより、さらなる露出が期待できるようになります。こうした露出については、広告効果を評価する上での重要な要素となるのです。

測定方法

  • メディアモニタリング:アートがメディアでどれだけ取り上げられているかを追跡します。ニュース記事・ブログ・テレビ報道・YouTube動画・SNSなどをモニタリングし、露出の数や視聴者数を分析します。

QRコードやAR技術との連携

ミューラルアートにQRコードやAR(拡張現実)技術を組み合わせることで、広告効果の測定が容易になることもあります。QRコードを通じてWEBサイトや特定のキャンペーンに誘導したり、ARを使ってインタラクティブな体験を提供することで、具体的なクリック数や参加数を測定することができます。

測定方法

  • QRコードのスキャン数:アートに組み込まれたQRコードのスキャン数を追跡し、広告からどれだけの人がオンラインコンテンツにアクセスしたかを測定します。
  • AR技術の利用データ:ARを利用した場合、どれくらいの人がその技術を利用したか、どの部分がもっともインタラクションを引き起こしたかを追跡します。

じつは顧客もそれほど
数字を求めていない

冒頭でもお話したように、WEB広告や一般的な看板広告とは異なり、建物などの壁に直接描かれるミューラルアート。日本でも、新たな新商品・ブランドの周知や、企業プロモーションとしての活用が広がっています。

ミューラルアートの依頼者の多くは企業や自治体であり、その目的は広告効果。ビジネスで広告を打つのであればやはり数字は気になるところですが、実のところクライアントもあまり数字を求めていないのが現状。

「誰がどれだけ広告を見たか」「ミューラルをキッカケにどれだけ売上が伸びたか」といった数字よりも、SNSでの情報拡散や話題作り、地域貢献、アートやアーティストの支援などに重きを置いているクライアントが多いようです。

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壁の確保から、その場所・コンセプトに相応しいアーティスト選定、そしてアーティストが最大限クリエイティブを発揮できる環境作りを行うミューラルプロデュース会社。
アディダス、AVIOT✕アイナ・ジ・エンドなど、「ミューラル広告と言えば」で思い当たる多くのアートを手掛け、その数は2025年1月現在で170にものぼる。

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